高度成長真っ只中のジャカルタ。私はこういう、都市が成長期にある時期というのを体感したことがないので、刺激的でした。日本では、物心ついた頃には、社会も安定していましたしね。
ジャカルタにはロータリー交差点に、こういう彫像がいくつもありました。
ジャカルタ名物の渋滞。ジャカルタ市内はとにかく渋滞がひどい。急激にモータリゼーションが進んでいるせい。
郊外の田舎に行くと、軽トラがタクシーかバスの代わりになっていました。乗客は好きなところで乗降してるみたい。
以下は、ジャカルタにまつわるエトセトラです。
- インドネシアは人口2億4千万人で、世界第4位。国民の90%はイスラム教徒、ということで、世界最大のイスラム国家になっています。が、メッカからも距離も離れているので、ユルい感じのイスラム教です。ただ、元々はヒンドゥー教の国。なので、バリ島はヒンドゥー教が多いとか。そういう経緯もあるのか、挨拶の時に、「ナマステ~」みたいに両手を合わせて挨拶する人もいる。
- ジャカルタのあるジャワ島だけで、日本の人口ぐらいの人が住んでいます。
- 人口構成は、完全にピラミッド型で、若者層の人口が厚い。所得も年々上がってきているので、中間所得者層が増えてきている=購買層が増えてきている。今後、2040年まで増え続ける。
- 車はほとんど日本車。トヨタ、ダイハツ、日産、三菱、マツダ、スバル、スズキ、いすゞ。マツダと三菱以外はインドネシアに工場があります。
- バイク(スクーター)がめちゃくちゃ多い。道路を縦横無尽に走りまくっています。スクーターは安いので、購入も手が届く金額。但し、スクーターのローン規制が施行されたので、若干、売上は減少気味。
- ジャカルタ市内に、どデカいショッピングモールが何か所もあり。中の店舗は欧州のハイパーブランド多し。今まではシンガポールまで買いに行っていたとか。
- 水道水は飲用不可なので、ミネラルウォーターを飲みましょう。
- 人々は温厚。笑顔が多い国。ただ、最近は、労働者の「デモ・ブーム」あり。
- インドネシアの人々は、人前で怒られるのを嫌う。そして、人前で大声で怒鳴ったりしない。
- 江戸っ子のように「宵越しの金は持たない」主義なのか、給料をもらったら、すぐ使っちゃうらしい。でも、「相互扶助」の国なので、なんとか生きていけるらしい。寒くないので、路上で寝てても凍死しないし。
- ヒット音楽は、80~90年代前半の洋楽っぽい曲がヒットしている。Swing Out Sister風な男性ボーカル、とか、Celine Dion風なバラード、とか。あ、JKT48は、専用劇場があるようですが、まだまだ浸透してなさげでした。
- 訪れた期間に、「Soul Nation」というフェスがあったようで、Color Me Baddとか来てました。
- 貨幣は、乱暴に言って、1円=100ルピア、なので、1,000円でも10万ルピアになってしまい、金銭感覚が狂いますね。
- 夜間は街中を歩くのは危険。スリやカツアゲが多いらしい。歩いて行ける距離のお店にもタクシー使ったほうが無難。タクシーは、通称「ブルーバード」という車体が水色のタクシーが安全。
- タクシーは、最低でも30,000ルピア(約300円)は払うように。その金額に達していなくても。それがマナー。
- 個人的には、紅茶に大ハマり!味も濃厚で、甘くて、めちゃくちゃ美味しかったです。
- 「ジャワカレー」はありませんでした。
とりとめもなくランダムに書いてみました。
日本製品が好まれていたり、と、日本人として嬉しくなってしまいます。
ちょうど日本の高度成長期のビジネスモデルが当てはまりそうなので、体力がある企業は狙っていける市場かもしれませんね。但し、ローカル企業も力をつけてきているので、競争は激しいとは思いますが。
洗濯機やエアコン等の白物家電も日本のメーカー(SANYO、SHARP)が支持されているようです。液晶テレビも、販売価格はめっちゃ高かったです(20~30万円ぐらい...だったと思います)。日本での販売価格2万円代なんてのが嘘みたいに感じられます。
地元のインドネシアの友人に聞くと、「やっぱり日本製はいいね~。クルマはダイハツだし。でも、スマートフォンは日本製はないね。」とのこと。
ジャカルタは、特に観光するところもなく、ビジネスの街ですが、成長過程にある国は、なかなかに面白いですねえ。刺激的です。
観光では、やっぱりバリ島に行きたいなあ、と切に感じました(笑)
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